• ホーム
  • カンジダは自然治癒の可能性も、かゆみがある場合は病院へ

カンジダは自然治癒の可能性も、かゆみがある場合は病院へ

2019年12月29日
病原体

カンジダは日和見菌感染症だと言うことができるので、他の感染症と比較したときに、何をもって自然治癒したと判断して良いのか難しい病気だということができます。日和見菌感染症とは、病気の感染を防ぐための力が低下したときに、普段であればほとんど病気を起こすことがないような病原菌によって引き起こされる感染症のことです。カンジダの原因菌は腸管内や膣内に存在していてもおかしくない菌ですが、これは普段病気を起こすような悪さをすることはありません。けれども、ストレスや疲労などを原因として免疫力が低下すると、普段は大人しいはずの菌が異常増殖を起こし、かゆみなどの症状があらわれるようになるのです。症状を改善するために治療薬を使用すべきですが、日和見菌感染症であるカンジダは放置しておくと自然治癒することもあります。

カンジダはもともと体内にいる菌によって起こるものであり、健康なときであれば病気を引き起こす心配があまりない菌によって起こる病気ですから、原因菌をすべて排除することができなくても症状がなければ完治したと言えないことはないでしょう。しかしながら身体のなかに菌が残っている場合は、些細なことで症状を再発する可能性が高いので、再発を引き起こす可能性がある状態で完治していると言って良いのかは難しい問題です。病院で診察してもらった場合も、カンジダ菌が完全にいなくなったかどうかというよりも、一定期間治療薬を使用し続けて症状があらわれなくなったかどうかで治療の終了を告げられることが多いので、カンジダ菌をすべて排除することだけを完治とすることはできないと言えます。そのため、病院に行かず治療をしないままでいた場合、症状がなくなったのであれば体内に原因菌がいるとしても自然治癒したと言うことができるでしょう。

この感染症は自然治癒する可能性はありますが、治療しなければかゆみなどに苦しむことになりますし、かゆみから引っ掻いてしまってデリケートな陰部を傷つけてしまう可能性もあるので、病院を受診して治療を進めるべきだと言えます。免疫力の低下でカンジダ症を発症した場合は、健康な体に戻ったら症状も改善されるだろうと思って病院に行かない人もいるのですが、免疫力が戻ったとしてもカンジダ菌の活動が抑えられるかどうかは別の話です。そのときまでにひどく増殖していれば、免疫力が元に戻ったとしても原因菌は身体に悪い影響を及ぼし続けるかもしれません。

カンジダは自然治癒することができる可能性のある病気ですが、かゆみなどの自覚症状があるときは病院へ足を運ぶようにしてください。陰部を見られることが嫌だなどの理由から病院に行きたくない人もいるかもしれませんが、自然治癒を期待していると症状が悪化する可能性もあります。早く治すためにも自然治癒を待つのではなく、医療機関を受診して治療薬を処方してもらうなど、適切な処置が受けられるようにすることが大切だと言えるでしょう。